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狂い咲く花
第36章 三、吾亦紅 – 変化
「ほらっ食べろ」
吸い物を美弥の目の前に置いて一言だけ告げると、気だるそうに目だけを宝賀に向けたが、食べる気がないのかまた瞼を閉じた。
宝賀は溜息を付き、抱きかかえるようにして美弥の上半身を起こした。
力なく宝賀に身体を預け、手渡したお椀に口をつけゴクリと吸い物を喉に流し込む。
温かい汁は体中に行き渡り少しホッとする。
汁しか飲まない美弥に宝賀は箸で和らなく煮込んだ肉を口に運んだ。
ゆっくりと長いこと噛み、飲み込む。
お椀一杯でも相当の時間をかけて美弥は全てを食べる。
食べ終えた美弥をみて宝賀は露になっている胸に手を這わせる。
「アッ…」
少し触れられただけで美弥の身体は敏感に反応した。
毎日媚薬香を炊いた部屋にいれば、そうなるのも当然だった。
毎晩のように抱かれる美弥はもう何も着てはいなかった。
片足を大きく開かされ、秘壷に指を入れて動かす。
媚薬香のおかげで、美弥の秘部はしっとりと湿っていた。
美弥が感じる場所ばかりを責めれば簡単に高みに上り詰める。
「ほらっ…美弥、イケ」
「アアッ…それ…ダメェ…」
力なく喘ぎながら、それでも身体は完全に反応していた。
首を縮こませながら、押し寄せてくる快楽に身構える。
何度抱かれようと、全てを手放しに受け入れることはなかった。
それは、葉月への罪悪感からなのか。
宝賀への最後の抗いなのか。
それは誰にも分からない。
美弥さえも、もう考えることを放棄していた。
吸い物を美弥の目の前に置いて一言だけ告げると、気だるそうに目だけを宝賀に向けたが、食べる気がないのかまた瞼を閉じた。
宝賀は溜息を付き、抱きかかえるようにして美弥の上半身を起こした。
力なく宝賀に身体を預け、手渡したお椀に口をつけゴクリと吸い物を喉に流し込む。
温かい汁は体中に行き渡り少しホッとする。
汁しか飲まない美弥に宝賀は箸で和らなく煮込んだ肉を口に運んだ。
ゆっくりと長いこと噛み、飲み込む。
お椀一杯でも相当の時間をかけて美弥は全てを食べる。
食べ終えた美弥をみて宝賀は露になっている胸に手を這わせる。
「アッ…」
少し触れられただけで美弥の身体は敏感に反応した。
毎日媚薬香を炊いた部屋にいれば、そうなるのも当然だった。
毎晩のように抱かれる美弥はもう何も着てはいなかった。
片足を大きく開かされ、秘壷に指を入れて動かす。
媚薬香のおかげで、美弥の秘部はしっとりと湿っていた。
美弥が感じる場所ばかりを責めれば簡単に高みに上り詰める。
「ほらっ…美弥、イケ」
「アアッ…それ…ダメェ…」
力なく喘ぎながら、それでも身体は完全に反応していた。
首を縮こませながら、押し寄せてくる快楽に身構える。
何度抱かれようと、全てを手放しに受け入れることはなかった。
それは、葉月への罪悪感からなのか。
宝賀への最後の抗いなのか。
それは誰にも分からない。
美弥さえも、もう考えることを放棄していた。