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狂い咲く花
第37章 三、ハハミズキ - 私の想いを受けて下さい。
「もし…裏切られたら…私は生きていけない…」

「大丈夫だ。裏切ることはないから…共に…生きよう」

その一言が美弥の心を動かす。
その一言が生きていていいのだと美弥に教える。

「共に…共に生きてくれるの?こんな穢れた私でも?」

「俺は、美弥と一緒じゃないと生きている意味なんてないんだ。どんな美弥でも愛してる。身体だけが目的じゃない。俺は一番に美弥の心が欲しいんだ。…俺はね。美弥がそこにいるだけで幸せだから…だから傍にいてください。俺と、残りの人生を歩んでください。」

その言葉に美弥は、躊躇いながら小さく頷く。
もう、2人の間に言葉などいらなかった。
想いは心で通じ、心は満たされていく。
長い間、秘めてきた想いは実を結び大輪の花が咲く。
甘く優しく、そして癒される。

「愛してる。美弥…ずっと愛してた。これからも愛してる…」

「私も…こんな私でよければ…愛してください…」

漸く、美弥の口から愛がささやかれる。
葉月は両手で美弥の顔を包み込み、そっと口づけをする。
今はそれだけでいい。
身体を重ねるより、想いを重ねる方が何倍も心が満たされていた。
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