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狂い咲く花
第7章 一、麝香豌豆 - つかの間の喜び
「母様、おはようございます。」
身支度を済ませて台所で支度をしている母様に声をかける。
父様はまだ寝ているのか居間にいなかった。
「おはよう。そろそろ朝の準備ができるから葉月ちゃんを起こしてきてくれる?いつもの離れに寝てるから。」
「昨日、遅かったみたいだからまだ寝かせてあげたら?」
「そうなんだけどね…人様の家で寝坊したなんて葉月ちゃん嫌がるんじゃないの?」
「そうだね。起こしてきます…」
先ほどまでいた葉月の部屋に向かった。
日が昇る前に、まだ眠っている葉月の布団からこっそりと抜け出して、自分の部屋に戻り部屋でぐっすりと眠っている麻耶を見てホッとした。
一人で厠に行けない麻耶は、いつも厠に行きたくて美弥を起こす。
いまだにおねしょが直らな麻耶を起こして厠に連れていくこともあった。
今日はまだ一度も起きてないことを確認して声をかけてみる。
『麻耶…麻耶??おしっこは大丈夫?』
その声にも反応しないほど熟睡していた。
先ほどまで起きていたことなど美弥は知らない。
何度揺り動かしても起きなので美弥は布団に入って眠ろうとする。
だけど昨夜のことを思い出して中々眠れずそのまま朝を迎えた。
身支度を済ませて台所で支度をしている母様に声をかける。
父様はまだ寝ているのか居間にいなかった。
「おはよう。そろそろ朝の準備ができるから葉月ちゃんを起こしてきてくれる?いつもの離れに寝てるから。」
「昨日、遅かったみたいだからまだ寝かせてあげたら?」
「そうなんだけどね…人様の家で寝坊したなんて葉月ちゃん嫌がるんじゃないの?」
「そうだね。起こしてきます…」
先ほどまでいた葉月の部屋に向かった。
日が昇る前に、まだ眠っている葉月の布団からこっそりと抜け出して、自分の部屋に戻り部屋でぐっすりと眠っている麻耶を見てホッとした。
一人で厠に行けない麻耶は、いつも厠に行きたくて美弥を起こす。
いまだにおねしょが直らな麻耶を起こして厠に連れていくこともあった。
今日はまだ一度も起きてないことを確認して声をかけてみる。
『麻耶…麻耶??おしっこは大丈夫?』
その声にも反応しないほど熟睡していた。
先ほどまで起きていたことなど美弥は知らない。
何度揺り動かしても起きなので美弥は布団に入って眠ろうとする。
だけど昨夜のことを思い出して中々眠れずそのまま朝を迎えた。