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痴漢selection
第3章 ー狼狽える女ー(八千草香)
「ふうっ。」
ため息をひとつつき、腕時計で時間を確認。
「あと15分でつくのね…」
流石に、この込み合いじゃ、席に座る事も出来ず、ドア付近に立つ事にした…
「眠い…」
¨大丈夫よね?少し位眠ってても…¨
目を閉じ、電車の揺れに、身を任せた…
数分後、お尻に違和感を覚えた。
¨やだ、痴漢かしら?こんな、おばさんに?¨
花も恥じらう年齢ではない。アラフォー世代のこの私に誰が?
少しドアに詰め寄るも、その手は、ついてくる…