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第8章 ー痴漢ー（東美紀 15歳 高校１年）

…極まれに各車両毎で痴漢に会い続けた女の子の話…

この日、私は居残り勉強をし、学校を出たのは、もぉ夜の７時を過ぎていた…。

「んもぉっ！！なんで、こんな時にパパもお兄ちゃんも居ないの？！役に立たないんだからっ！！」

駅の改札口を通り抜けようとすれば…

ピィーッ…ピィーッ…ピィーッ…

間違えてバスのカードを通してた…。

ピッ…

「あっ、早くしないと電車来ちゃう！！」

駆け足で階段を昇り、ホームに出ると…

かなりの人…

「この時間も満員なのぉーーーっ！？」

仕方なく階段近くの列に並んだ。


アナウンスの後に電車が来て、人波に押された私は、何故か真ん中に…