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痴漢selection
第8章 ー痴漢ー(東美紀 15歳 高校1年)
『人ばっかで、動けないよぉ!!』
周りの人が、ちょっと動くだけで、その人の鞄が身体にあたる…
つり革は、頭上にあるが…身長143cmの私には届かない高さ!
なるべく、人に当たらないように立つのが精一杯だった。
電車が走り出すと、乗客何人かが折り畳んだ新聞を読んだり、本を読んだりし始める…
車内に灯りはついているものの、私のとこだけ、ちょっと薄暗い…。
トンッ…
「あっ、ごめんなさい。」
真後ろにいる人にぶつかってしまった。
「いいですよ。別に。こんな混んでるし。身体にもたれてもいいですよ。」
で、ちょっとだけお言葉に甘えた…。
のは、いいんだけど…
周りの人が、ちょっと動くだけで、その人の鞄が身体にあたる…
つり革は、頭上にあるが…身長143cmの私には届かない高さ!
なるべく、人に当たらないように立つのが精一杯だった。
電車が走り出すと、乗客何人かが折り畳んだ新聞を読んだり、本を読んだりし始める…
車内に灯りはついているものの、私のとこだけ、ちょっと薄暗い…。
トンッ…
「あっ、ごめんなさい。」
真後ろにいる人にぶつかってしまった。
「いいですよ。別に。こんな混んでるし。身体にもたれてもいいですよ。」
で、ちょっとだけお言葉に甘えた…。
のは、いいんだけど…