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誰にも言えない秘密
第3章 初めての調教
「それで、さゆリンは綾とどこまで行ったの?」
運転しながら河内蘭は尋ねる。
「キス……止まりです。」
「やっぱ言えないよねー。本当は女王様だって事。それに私も想像つかないもの。大人しいさゆリンがそういうのに興味あるなんて。」
「私、何時も心の中で思ってる事が表に出てこないんです。」
「素直じゃないって事?」
「そうかもしれません。」
「常にいい子でいようとして、その欲求不満が性癖になって現れてるのかもね。」
「あ、それはあるかもしれないです。蘭師匠からいただいたDVD見てて、綾が恥辱に耐える表情とか、苦痛に歪む顔とか想像しただけで私……。」
「大丈夫、綾には聞こえてないから。」
「ごめんなさい。つい……。」
「良いのよ、私には隠さなくて。ほら、見えてきた。今日はあそこに泊まるわよ。」
あちこちに見えるキャンピングカーやテントから離れてキャンプ場の端っこに車を止めると、河内蘭は車を降りた。
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