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誰にも言えない秘密
第2章 誰にも言えない性癖
「綾が私の部屋に来るのって久しぶりだよね。」
「そうだな。もうすぐ夏休みだろ。姉さんが遊びに来いって言っててさ。お前も一緒に。」
ベッドに並ぶように座りながら、小山内は心臓の音に思わず緊張していた。
「小百合?」
そんな小山内の顔を覗く様に河内は不思議そうに見る。
「う、うん。大丈夫……。」
「今更緊張してんのかよ。小さい頃からずっと一緒だったってのに。」
「ご、ごめん。最近どんどん意識してる……。」
「……そっか。俺のファンクラブに入るくらいだからな。」
「綾は昔からカッコよくて、優しくて、私の王子様みたいで。」
「王子様……か。俺はそんな柄じゃないし、女だし。でも小さい頃からずっとお前だけ見てた。」
「え?」
「可愛いくて、守ってやりたくて。けど、お前の中に眠る激しい感情も欲望も全部受け止められるのは俺だけだって思いたくて、何か頑張ってた。」
「綾は……何でもお見通しなのね。」
「お前が好きだからだよ。」
「私も、綾が好き。」
二人は自然と唇を合わせていた。
「夏休み、楽しみにしてるね。」
「ああ。」
「そうだな。もうすぐ夏休みだろ。姉さんが遊びに来いって言っててさ。お前も一緒に。」
ベッドに並ぶように座りながら、小山内は心臓の音に思わず緊張していた。
「小百合?」
そんな小山内の顔を覗く様に河内は不思議そうに見る。
「う、うん。大丈夫……。」
「今更緊張してんのかよ。小さい頃からずっと一緒だったってのに。」
「ご、ごめん。最近どんどん意識してる……。」
「……そっか。俺のファンクラブに入るくらいだからな。」
「綾は昔からカッコよくて、優しくて、私の王子様みたいで。」
「王子様……か。俺はそんな柄じゃないし、女だし。でも小さい頃からずっとお前だけ見てた。」
「え?」
「可愛いくて、守ってやりたくて。けど、お前の中に眠る激しい感情も欲望も全部受け止められるのは俺だけだって思いたくて、何か頑張ってた。」
「綾は……何でもお見通しなのね。」
「お前が好きだからだよ。」
「私も、綾が好き。」
二人は自然と唇を合わせていた。
「夏休み、楽しみにしてるね。」
「ああ。」