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【寝取られ】青春の人 佳代ちゃん
第25章 青春の人 佳代ちゃん(25)
「でさ、先輩達が今回は朝まで飲み明かしたいって言っててさ、だからまた泊まりでの飲み会になるんだけど……」
「え、泊まり……?そうなんだ……それって私もって事なのかな……?」
「うん、できれば。それと次の日は予定空けといてほしいって、次の日の事を気にしてたらちゃんと飲めないからって、先輩達が。」
「次の日って……何曜日?」
「金曜日の夜に飲み会だから、土曜日だね。あ、もしかて土曜日バイトとか入ってた?」
「うん、入っちゃってる……ね。」
「あ~じゃあ今回は佳代ちゃん無理っぽい?」
俺は希望を込めてそう聞いた。
頼む、断ってくれ佳代ちゃん。
「ん~……どうしようかな……」
どうして迷ってるんだよ……しかもまたちょっと顔赤くなってるし、何想像してるんだ?
で、佳代ちゃんはしばらく考える仕草を見せた後、
「……ねぇナオ君、そのお返事って今日した方がいいのかな?」
「え?いや、別にそんな事ないけど。」
「じゃあ決まったら、ナオ君に連絡すればいい?」
「うん……え、佳代ちゃん来れそうなの?」
「ううん、まだ行けるか分からなけど……あ、それとその飲み会ってナオ君も来るんだよね?」
「俺?俺は……行くよ。」
「そっかぁ……ん~……じゃあ決まったら連絡するねっ」
「分かったよ、返事待ってるよ。」
「うん、ナオ君ありがとねっ。じゃあ私そろそろ行くねっ。」
そう言って佳代ちゃんは他のメンバーにスポーツドリンクを配りに行ってしまった。
〝ナオ君ありがとねっ〟ってどういう意味なんだろう。
佳代ちゃん、さすがに今回は来ないよな……なんか迷ってるみたいだったけど……。
俺はモヤモヤした気持ちを抱きながら、佳代ちゃんからの返事を待っていた。