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おま〇こエルフ三姉妹 同棲生活はじめました♡
第14章 同棲生活、はじめました!

 まぁ、機嫌が直ったみたいでよかった……うん。

「それにしても……せっかくみんなが来てくれたのに、どう考えても狭いよね?」
「し、仕方ないよ弟くん。お姉ちゃんたちだって、今日いきなり押しかけちゃったんだもん」
「そっそうだよー、お兄ちゃん。樹の洞に入ったみたいで楽しいよ♪」
「はは……」

 例えが、とても森エルフ的だった。

「ありがとう二人とも。でも、せっかく皆が来てくれたのに、こんな安アパートしか借りれない甲斐性なしで……ごめんね」
「もう、何言ってるの弟くん」

 マリアは、僕の頭をコツンと叩いた。

「ここまでしっかりやってきただけで、じゅうぶん偉いよ? よく頑張ったね♡」

 そしてさらに、牛みたいなおっぱいを僕に擦り付けながら、ふんわりと頭を撫でてくれた。いったい、今日だけで何回撫でてくれただろう? なんか安心するし、いいけど……。

「君のお母さんが、あんなことになっちゃって……今まで、大変だったね。よしよし」
「……うっ」

 優しい調子で言われつつ、頭を撫でられると、僕はかるく涙ぐんでしまった。

「君のお母さん、君に借金を押し付けて逃げちゃったんだもんね? なら、こんなとこで暮らしてるのも無理ないよ」
「そ、そんなことまで知ってたの……?!」

 僕は、マリアの顔をマジマジ見返した。

 マリアの言葉は、確かに、真実だ。

 母は以前、妙なカルト宗教(諸島さんの親戚の人に起きた事件の宗教団体とは、多分関係ない)に嵌ってしまい、莫大な借金を作ることになった。

「――そのせいで大学を中退しなきゃいけなくなっちゃって、こんなキツい会社にしか行けなくなっちゃったなんて……災難だったね?」
「あ、あはは……恥ずかしいな」

 頭を撫でられつつ、僕は照れ笑いをした。

 マリアの言葉はやっぱり正しい。僕のことは何でもお見通しみたいだ。

 一点だけ間違っている所があるとすれば、今はもう、「お母さん」はいないということ、くらいか。

 ……まぁ、どうでもいいけど。

「……もちろん、弟くんの事は何でも知ってるよ♡ ずっと君のこと見てたからね」

 マリアは、僕の顔をおっぱいにぎゅうううぅ! とうずめた。く、苦しい……!
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