この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
おま〇こエルフ三姉妹 同棲生活はじめました♡
第14章 同棲生活、はじめました!
まぁ、機嫌が直ったみたいでよかった……うん。
「それにしても……せっかくみんなが来てくれたのに、どう考えても狭いよね?」
「し、仕方ないよ弟くん。お姉ちゃんたちだって、今日いきなり押しかけちゃったんだもん」
「そっそうだよー、お兄ちゃん。樹の洞に入ったみたいで楽しいよ♪」
「はは……」
例えが、とても森エルフ的だった。
「ありがとう二人とも。でも、せっかく皆が来てくれたのに、こんな安アパートしか借りれない甲斐性なしで……ごめんね」
「もう、何言ってるの弟くん」
マリアは、僕の頭をコツンと叩いた。
「ここまでしっかりやってきただけで、じゅうぶん偉いよ? よく頑張ったね♡」
そしてさらに、牛みたいなおっぱいを僕に擦り付けながら、ふんわりと頭を撫でてくれた。いったい、今日だけで何回撫でてくれただろう? なんか安心するし、いいけど……。
「君のお母さんが、あんなことになっちゃって……今まで、大変だったね。よしよし」
「……うっ」
優しい調子で言われつつ、頭を撫でられると、僕はかるく涙ぐんでしまった。
「君のお母さん、君に借金を押し付けて逃げちゃったんだもんね? なら、こんなとこで暮らしてるのも無理ないよ」
「そ、そんなことまで知ってたの……?!」
僕は、マリアの顔をマジマジ見返した。
マリアの言葉は、確かに、真実だ。
母は以前、妙なカルト宗教(諸島さんの親戚の人に起きた事件の宗教団体とは、多分関係ない)に嵌ってしまい、莫大な借金を作ることになった。
「――そのせいで大学を中退しなきゃいけなくなっちゃって、こんなキツい会社にしか行けなくなっちゃったなんて……災難だったね?」
「あ、あはは……恥ずかしいな」
頭を撫でられつつ、僕は照れ笑いをした。
マリアの言葉はやっぱり正しい。僕のことは何でもお見通しみたいだ。
一点だけ間違っている所があるとすれば、今はもう、「お母さん」はいないということ、くらいか。
……まぁ、どうでもいいけど。
「……もちろん、弟くんの事は何でも知ってるよ♡ ずっと君のこと見てたからね」
マリアは、僕の顔をおっぱいにぎゅうううぅ! とうずめた。く、苦しい……!