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おま〇こエルフ三姉妹 同棲生活はじめました♡
第25章 マリアはナースさん?
その翌日、日曜日のお昼ごろ。
とある整体院で、店員が一人引っ込んできた。
「一人」とは言うものの、例によって、彼女は人間ではなかった。
「――お疲れ様で〜す♡」
と、周囲の従業員に愛想を振りまいている、金髪の女性。
整体院の制服――なぜかナース服――では隠しきれないほど、はちきれそうな肢体を揺らし歩いている。
もちろん、彼女は僕の姉のエルフ、マリアだった。
さすがに、腰まである長い髪はコンパクトにまとめている。それでも、長くとがった耳、女性にしてはかなり高い身長など、見た目で周囲を圧倒していた。お客さんたちが、みんな目で追ってしまってたくらいだ。
けれど彼女の場合、見た目だけじゃない。
マリアは次のお客さんにとりかかった。
「――近頃、腰が痛くってねぇ。もう、歳だからやんなっちゃう」
と、そのおばさんが言う。
「うふふ、それはきっと、おばさまが立派なお母さまだからですね」
「あらやだっ。そんな事言ってくれるの、あなただけよ? うちの娘たちときたら――」
おばさんの愚痴に適宜あいづちを打ちつつ、マリアは施術を続ける。彼女が揉み解してあげると、おばさんの腰は大分よくなったらしい。しまいには、お客さんは軽やかなステップで帰っていった。
マリアの場合、揉むのが上手いというよりも、回復魔法がお客さんの体に作用しているから効いているということなんだろう。
お客さんに寄りそうような会話といい、僕にはまねできなさそうなものだった。
「おかえりマリア。お疲れ様」
「あら、弟くん♡ 待っててくれてありがとう。お昼ご飯にしましょうか」
僕は、お店側の好意で、マリアの施術の様子を「見学」させてもらっている。今、ちょうど昼休みになった。