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おま〇こエルフ三姉妹 同棲生活はじめました♡
第45章 デートに出かけよう!
あれー? 僕の兄としての威厳どこへ……。
「こ、こらっ……あーしゃ!」
「ん〜〜〜〜〜っ♡」
さらに、今度はおぶさったままで、アーシャは顔を僕のすぐ横にくっつけた。そして、顔どうしを擦り合わせてくる始末。
ぷ、ぷにぷにして肌が吸い付くみたいで、気持ちはいいけど……なんだか、しょっぱなからアーシャの思い通りにされている気がする。はぁ……。
アーシャは今や人気アイドル。普通にそのへんを歩いていたら……しかも、男と一緒に歩いていたら、かなりまずい立ち位置にいる。
今は魔法を使っているから、身バレする事はない――とはいえ、周りの人から見て、とんでもなくかわいい「人間の」女の子に見えていることには、変わりなかった。
そんなアーシャが、父親とも思えない微妙な若さの男にじゃれついているわけで。
そんな光景は、みんなの目を引いたのかもしれない。通り過ぎる通行人からの視線が、すごい痛かった……。
僕の胸に回してくるアーシャの腕を、トントントンと叩いて合図する。
「こ、こらこら。お兄ちゃんの言うこと聞かないと、お洋服やさん連れてってあげないよ?」
「――っ!?」
僕がそう告げた瞬間、一瞬にしてアーシャは僕の背中から降りた。
僕の横に並び、手をつないで普通に歩いている。
「ちょ、早っ……!?」
「ちょこペロッ♡」
――と、答えになってないような答えを返し、アーシャはぺろっと舌を出した。あざといな……。
「えへへ〜〜〜っ、お兄ちゃんとお手手つなぐのたのしーねぇっ♡ さっ、早くいこ? お洋服屋さんも楽しみだなぁ〜っ♪」
ぶんぶんブランコのように手を振るアーシャ。まったく忙しいことだ。
「は、ハイハイ……楽しむのはいいけど、ちょっとは大人しくしてようね。お姫様?」
「は〜〜〜〜〜いっ♡」
アーシャは、元気に片手を上げた。それはもう、小学生を通り越して幼稚園児みたいな仕草だった。
……で、なんで妹のアーシャと二人きりでデートしているかというと。
それは簡単な話。ようは、アーシャを慰めるためなんだ。