この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ただ愛されたかっただけなのに
第1章 プロローグ
昔付き合った「その人」を忘れたくて出会い系を彷徨う日々。
家庭があるのに、不倫なんていけないってことは頭ではわかっているのに。
それでも求めてしまう。

心も体も満たされたい。
「その人」に愛された記憶を消して欲しくて。

出会い系サイトで知り合った人と付き合い始めた。
別に誰でもよかったのかもしれない。
名前は隆士。

そして夫がいて不倫する彼がいるのに出会ってしまった人。

私を愛してくれる隆士がいながら、会えるはずのない距離の人と他の出会い系サイトで出会ってしまった。

会えない距離。
だからなんでも話せた。

彼は私より5歳年下。
名前は英くん。
なのに私が嬉しい時も、悲しい時も私に寄り添って支えてくれた。
会わないことがわかっているから?
言葉だけの関係だから?

隆士がいるのに、気付けばその人とする会話が楽しみになっていた。
私の気持ちは不倫相手よりその彼に傾いてた。

会えない…
会わない…

それでも良かった。
文字だけの会話でも十分癒されていたから。

ある日電話で話すことになった。
関西弁の彼。
その関西弁がうつってしまうほど、英くんとの会話が増えた。

会ってみたい。
会えないことはわかっているのに。

彼はバツイチ独身。
求めているのはちゃんと付き合える人。
結婚出来る人。

私はそれに当てはまらない。


偶然、本当に偶然、同じ日に昔愛した「その人」が住んでいた場所にお互い行くことがわかり、会う約束をした。
彼は仕事、私は家族旅行。
愛してくれる彼がいても英くんに会ってみたかった。

旅行に行くと不倫する彼に伝え、私は本来会えない人に会いに行った。
夫と同じホテルの部屋を抜け出し、彼に会いに行った。

会えないはずの人に会った翌日、隆士からLINEが届いた。

「いい子にしてたか?」

不倫相手は私の気持ちに何も気付いていなかった。
その時はまだ私はその不倫相手のことが好きだったから。
なのにどうして私は会いに行ってしまったのだろう…
/245ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ