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ただ愛されたかっただけなのに
第9章 蜜月の4日間
「お帰りなさい」
彼に会ってそう声をかける。
何気ない日常、それを彼に伝えたい。
そう思った。
彼が求めている安心感。
私は家庭を与えることは出来ないけど、一緒にいるときは例えそれが「ごっこ」でも彼に味わって貰いたかった。
「どこに行こうか?」
彼が言う。
「今日は私の車に乗って?」
彼を乗せて走り出す。
目的地はホテル街。
彼に抱かれたいからじゃない。
落ち着いてお弁当を食べられる場所を考えたらそこしか浮かばなかっただけ。
二人きりになれる空間が。
ラブホに着くと彼が驚いてた。
「食事は?」
「えへっ(笑)」
彼が私に着いて部屋に入った。
「これ…」
「なにこれ?」
「オムライス、作ってきたの。
どうしても英くんに食べて欲しくて。」
「そうなんや」
彼が嬉しそうに笑った。
電子レンジで少し温めてサラダと一緒に机に並べた。
彼のお気に入りの缶ビールも添えて。
「うわっ、トロトロやっ!」
食べた第一声。
「美味しい!」
よかった…
喜んでくれて。
一緒にテレビを見ながら、まるで食卓にいるように二人で食べた。
彼に会ってそう声をかける。
何気ない日常、それを彼に伝えたい。
そう思った。
彼が求めている安心感。
私は家庭を与えることは出来ないけど、一緒にいるときは例えそれが「ごっこ」でも彼に味わって貰いたかった。
「どこに行こうか?」
彼が言う。
「今日は私の車に乗って?」
彼を乗せて走り出す。
目的地はホテル街。
彼に抱かれたいからじゃない。
落ち着いてお弁当を食べられる場所を考えたらそこしか浮かばなかっただけ。
二人きりになれる空間が。
ラブホに着くと彼が驚いてた。
「食事は?」
「えへっ(笑)」
彼が私に着いて部屋に入った。
「これ…」
「なにこれ?」
「オムライス、作ってきたの。
どうしても英くんに食べて欲しくて。」
「そうなんや」
彼が嬉しそうに笑った。
電子レンジで少し温めてサラダと一緒に机に並べた。
彼のお気に入りの缶ビールも添えて。
「うわっ、トロトロやっ!」
食べた第一声。
「美味しい!」
よかった…
喜んでくれて。
一緒にテレビを見ながら、まるで食卓にいるように二人で食べた。