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恋を知った日
第4章 第四話
「最近悠となんかあったの?」
クラスも部活も同じ友達、麻耶の唐突なその質問に、あたしは思わず数秒の沈黙を作ってしまった。
勘の鋭い彼女にとっては、言葉なしに、その沈黙がまさに質問の答えになってしまう。
「やっぱり!最近不自然なくらい意識しあってるし、アヤシイと思ってたんだよね…ついに告白でもされちゃった??」
「ええ!?なんで…!」
あたしはそこまで話が読まれてしまっていたことに驚く。
「なんでも何も、悠が愛梨のこと好きなこと気づいてないのなんて、多分愛梨だけだから!悠が言ってたわけじゃないけどわかりやすすぎるし…しかも一年の最初からずっと!」
「そうだったんだ…」
自分の鈍感さと無神経さが情けない。
そこまで思ってくれていた悠の気持ちを、あたしは適当に流そうとしていたのだと、今更になって思い知る。
クラスも部活も同じ友達、麻耶の唐突なその質問に、あたしは思わず数秒の沈黙を作ってしまった。
勘の鋭い彼女にとっては、言葉なしに、その沈黙がまさに質問の答えになってしまう。
「やっぱり!最近不自然なくらい意識しあってるし、アヤシイと思ってたんだよね…ついに告白でもされちゃった??」
「ええ!?なんで…!」
あたしはそこまで話が読まれてしまっていたことに驚く。
「なんでも何も、悠が愛梨のこと好きなこと気づいてないのなんて、多分愛梨だけだから!悠が言ってたわけじゃないけどわかりやすすぎるし…しかも一年の最初からずっと!」
「そうだったんだ…」
自分の鈍感さと無神経さが情けない。
そこまで思ってくれていた悠の気持ちを、あたしは適当に流そうとしていたのだと、今更になって思い知る。