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輪廻
第2章 2XXX年4月1日
今日から新年度、俺は今日から未来の誰かと自分の為に日記というログを残すことにした。
俺は、悠都…ゆうとだ。
24歳。
多分、生まれた時からここに住んでる。
白い壁に囲まれた50平米のスペースを披露する。
先程まで出ていたベッドもしまわれ、真四角の白い箱の空間。
たまにスケジュールの都合で、『部屋』を出ることはあるが、8割以上この居住スペースで生活している。
窓もないし出口もない。必要があれば壁の一部が自動ドアのように開くが、俺の意志で開くことはない。
まあ、こちらから外に出る必要性もないから出たいと思ったこともないが…
皆がこのような生活をしているわけではない。
ごく限られた、選ばれた一部の人間だけだと言われている。
過去を学習した時に、天皇家に似ていると感じた。
生まれた時から、全てが保証された生活。
ただし、天皇家はどうやら『空白の時代』に消滅したらしく、俺はそれではない。
限られた一部がどのくらいの人口かはわからない。
ただ何人というより人口と言った方がいいほどの数らしい。
そして俺は『天』プロジェクトを担う一員として、この居住区に生まれたということだ。
俺は、悠都…ゆうとだ。
24歳。
多分、生まれた時からここに住んでる。
白い壁に囲まれた50平米のスペースを披露する。
先程まで出ていたベッドもしまわれ、真四角の白い箱の空間。
たまにスケジュールの都合で、『部屋』を出ることはあるが、8割以上この居住スペースで生活している。
窓もないし出口もない。必要があれば壁の一部が自動ドアのように開くが、俺の意志で開くことはない。
まあ、こちらから外に出る必要性もないから出たいと思ったこともないが…
皆がこのような生活をしているわけではない。
ごく限られた、選ばれた一部の人間だけだと言われている。
過去を学習した時に、天皇家に似ていると感じた。
生まれた時から、全てが保証された生活。
ただし、天皇家はどうやら『空白の時代』に消滅したらしく、俺はそれではない。
限られた一部がどのくらいの人口かはわからない。
ただ何人というより人口と言った方がいいほどの数らしい。
そして俺は『天』プロジェクトを担う一員として、この居住区に生まれたということだ。