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輪廻
第4章 4月3日
「綺麗だよ、深雪。」

もう一度茂みに息を吹き掛ける。

もじもじと腰をくねらせる深雪が可愛かった。

「悠都さま、キスしてください。」

身を屈めて、目を閉じる深雪。
その唇は肉厚で豊満な体を彷彿させるものだった。

口端に唇だけを触れさせ、横に滑らせて、その柔らかく弾力のある唇を味わう。
触れるだけのキスをして唇を離すと、深雪は驚いて目を開けていた。

「そのまま目を開けていて?」

知性の宿る瞳が綺麗だと思った。

深雪は照れたような表情をしていたが、顎を引き顔を傾けさせてキスをする。
肉厚の唇をキャンディーを舐めるように舌で転がした。

唇が溶けて開いていく。内側を擽るようにすれば、更に開いて侵入を許す。
薔薇の香りがした。

唇を重ね口腔内をまさぐると同時に深雪の腰を引き、尻を掴んで俺の大腿に座らせる。

舌を絡めあいながら、尻から背中を撫でると、深雪の瞼は落ちていった。

ん…ンフッ…

チュッ…チュクッ

御幸の話をして一旦落ち着いていた自身がまた力を取り戻す。

滑らかな深雪の肌を撫で、もっと深く触れ合いたいと願った。
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