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輪廻
第2章 2XXX年4月1日
「夫婦間のセックスを拒否した場合、刑法に触れるんじゃなかったか?」

【ハイ、刑法1855ジョウニヨリ、罰金50000リアル、モシクハ5ネンノ実刑ガ科セラレマス】

入口脇にいるメタリックアンドロイドが答えた。

(くそっ、親父のやつ何故今日に限って御幸とヤリたがるんだ?
液状チタンのアンドロイドの方が乳もアソコもいいっていつも御幸を詰るクセに…)

意識がリンクしても自我が消えるわけではないし、親父にリンクしてるわけじゃないから、俺の好きには出来ない。

親父が体感した過去をバーチャルするだけだ。


御幸は怯えてベッドの頭の方に寄って、踞り丸まっていた。

俺は、御幸の脇に回り隠せないでいる尻を撫でた。

「い…や…」

「たまには生身のセックスを楽しまないと、生活に味気がなくなるだろ?
病院送りになって『エネルギー』にされる方がいいのか?」

「明日ならいいわ。明日なら…」

俺は御幸のネグリジェを掴み引き裂いた。

「いやぁあああっ…」

フン…

興奮して自身に血流がみなぎる。

ヘッドボードから拘束ジェルを取り、御幸の首に塗る。
数秒で首輪となりベッドボードから繋がる部分が縮み、御幸の上体が起こされた。
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