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愛おしい貴方・作品SS集
第19章 シークレット~裏~(禁断背徳)

晴れた日中のカフェスペースでクレープとアイスコーヒーを堪能、些細なことなのにこんなにも心おどるのはなぜだろう?

(ずっとヒマなんてなかったから……)

平日は仕事で休日は東京、これが日本に戻って来てから続く私の日常。もちろん日中なんてヒマなんかなく、最後にこうしたのは……紀永と東京で街歩きした以来? その後に本社近くを歩いたけど、ほら余計なことになっちゃて途中で終わっちゃったし、ちゃんとしたのは東京だとは思う、もう二年近く前の話だよね。だからかな、朔夜叔父様のむちゃぶりがあってもこんなにも楽しいのは。
こんなことを考えていたせいなの? まさかあの人がここに居るなんて……。

「……あれ?」
「ん?」
「カフェスペースの向こう側を歩いているのって五十裏《いそり》さん?」
「は!? ……確かに五十裏だな、見つからなければいいが見つかると厄介かこれは」

朔夜叔父様は五十裏さんを見つけて渋い顔、そういえばあれまだ続いているのかな?

「朔夜叔父様、五十裏さんとはまだ……」
「あれから一切連絡は取ってないそ」
「ということは」
「紀永から五十裏家の活動自粛を解いたとは聞いてない」
「……そう」

クラスター社は私も介入出来るけど早乙女となると私の介入度は低い。もちろん早乙女サーバーは見れるというか常時使ってはいる、でもそれだけで今の私では発言権はないに等しい。だって紀……早乙女会長が仕切る早乙女一族、かなり計画的に回しているから私が入る隙間なんてないの。そりゃ介入出来るように裏では色々と動いてはいるけど、でもこれはまだ秘密の話。
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