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愛おしい貴方・作品SS集
第6章 禁断バトル・絶対見返してやるんだ(禁断背徳)



この朔夜叔父に諭された事がきっかけで、私は1から秘書仕事というものを見直してみる事に‥


それに、変わらず試すような葉山さんの指示に、私なりの予測を付ける事も出来るようになっていった。


此処まで理解するのに半年‥
私はまだ、心の何処かに甘えがあったのだと思う、祖母が最後には何も言わずくれる、観葉植物と共に・・・



「遠藤、今日私は本社ですので、会長の方を頼みます」


「はい分かりました‥
本日は端末会議がありましたね、会長が来られる前に、カメラセッティングをしてしまいます」


「頼みますよ」


「お任せ下さい‥」


最近慣れた葉山さんとの会話‥
初めの頃のように、試すような事は無く‥葉山さんなりに納得した‥そう理解している。



「・・・
会長の事‥頼みます遠藤‥」


「葉山さん?
はい、勿論です・・」


少しの違和感‥
何かを考えた葉山さんの言葉‥‥


そして違和感通り、葉山さんは一旦休みを取り、司法試験に臨み弁護士資格を取った。


更に私を会長の第1秘書に置き換え、葉山さんは第2秘書‥それも早乙女邸内専属‥主に早乙女個人関係に、回ってしまった事、それがあの言葉の意味だった・・・



『・・・
会長の事‥頼みます遠藤‥』


この言葉を胸に、私は新たな1歩を踏み出す‥
早乙女会長の第1秘書として・・・・・




(作)「ガッチャン!!
って観葉植物だったとは‥
いったい、どれだけ壊したんですか遠藤さん?」


(遠)「教える気はありません」


(葉)「4~50は聞いたかと‥
勿体ない事を‥‥」


(遠)「あの後、祖母には全て話して、本気で謝りました!」


(葉)「おや?
話したんですか??」


(遠)「・・・・・」


(作)「ちょっ‥
今更のバトルは‥止めて欲しいかな?
ほら、2人共仕事に戻って!」


強制送還!


ふう‥
とにかく、これが若い頃の遠藤の真相でした‥‥


あー怖かった・・・



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