この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛おしい貴方・作品SS集
第6章 禁断バトル・絶対見返してやるんだ(禁断背徳)
「・・本当に読み違えをしていたようです・・」
「もう少し柔軟になれ‥
堅物だけじゃ秘書仕事は勤まらん、しっかりした目で全体を把握しなければ、本当にこのままだぞ?」
まさか‥苦手な朔夜叔父に諭されるとは‥
私は‥まだ自分しか見えていなかったよう‥‥
どうして?
それは勿論私の為‥
無闇に突っかかる葉山さんでは無い、それなのにこうまで言われるのは、私に一人前になれという合図。
それに全体を‥個室仕事と諦める前に、全員の行動把握‥
1日の仕事の割り振り、端末からでも確認出来るであろう、他の秘書達の仕事内容。
最後に会長の仕事内容から癖、行動理由まで‥
全て見なければ、葉山さんのようにはなれない。
「すみません‥
もう少し‥柔軟に考えます・・・」
「世の中全員ストレートな言葉ではないんだ‥
相手が言った言葉に含まれる、本心を見抜かなければ、葉山のような秘書にはなれん‥‥
少しでも会長に近付きたかったら、それを加味し柔軟に対応出来る理解力は必要不可欠、見た目と口調だけ変えても、伊織お前は前のままって事だ‥分かったか?」
「・・分かりました‥
もう一度、1からやり直してみたいと思います」
「素質十分なんだ、頑張れよ」