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第7章 因縁対決！？あんさん達勝手にせいや！！(木之花)

「ただの三味線弾き‥な‥
なら何故京に居る？」


「気が向いただけの事、三味線弾きが何処に行こうが勝手だろうさ」


「ほぅ‥
ただの三味線弾きが、物騒な殺気出して此処に居るって訳かよっ‥
どういうつもりだ高杉晋作！？」


あっ、副長刀を持って！？


島原といえども、遊郭は抜刀禁止‥
それは倒幕佐幕関係無い、遊郭独特の掟。



(山崎さん、副長が刀抜く前に止めて‥
自分向こうを何とかするから！)


(わーた‥
抜刀されたら、わてらもお咎めを喰らう‥
此処は橘の話に乗るさかい、何とかせいや)


これは本気で不味いと、山崎さんと共同戦線‥
山崎さんが副長を、自分が晋作を‥止めれば良いんでしょう！！



「何‥噂の鬼副長の顔を見に来たまでの話‥
俺に争う気は無い‥‥」


「素直にお縄になろうってか？
周到な心構えじゃねぇか‥‥」


「・・誰が捕まると言った？
話も聞こえない馬鹿か？」


「んだとこらぁぁ！！」


「待った副長！
刀抜いたらあかんっ！？」


今にも抜きそうな大刀を‥山崎さん‥縄で縛った！？



(流石忍技‥
あんなのもあるんだ‥って関心してる場合じゃない！)