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愛おしい貴方・作品SS集
第9章 あの日の夜の真実(契約的束縛)
「ま‥待ってくれっ!
欲しい物なら幾らでもくれてやるっ‥
金か?地位か?名誉か!?」
「・・・
そんな物に興味はありませんよ、貴方以上に持っていますので‥
盟主の座を甘く見ないで貰おう‥その気になれば国1つ程度動かすのは簡単な事、そう‥今のドイツのように、いえドイツは昔からですか‥ナチという駒は面白い人形でしたね・・」
「!?」
「分かりませんか?
ナチによる大量虐殺‥
あんな発想を、たかが1人のカリスマだけで可能とでも?
まあ‥話を聞いた時は面白いと思いましたからね、だからCross selsを動かしたんですよ、アドルフ・ヒトラーという人形の裏で‥‥」
そう‥本人の話を聞いて興味が湧き、私自ら手を貸した‥
ヒトラーの予言と呼ばれるもの‥あれは私の入れ知恵‥星読みでの予言、そこで日本が気になったのは確か‥‥
永遠の未成年者集団‥
死ぬまで大人になり切れない人間達‥‥
これに日本という国に興味を引いたのもある‥
本当にあれは面白い人形だった。
「余談は此処までです、刀谷‥貴方の運命は既に決まっている‥
私がそう決めたんですから」
もう一度、風の力を集め腕を振るう‥
それだけで、簡単に刀谷の命は消えた‥あまりにも早過ぎる・・