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愛おしい貴方・作品SS集
第9章 あの日の夜の真実(契約的束縛)
「貴方如きで、私を抑える?
冗談じゃありませんね‥
私を本気で抑えたければ、核弾頭でも持って来る事です‥まあ、それで本当に抑えられるかは疑問ですが‥‥」
「なっっ!?」
数年振りに、抑えていた色彩を開放する‥
金色の髪と赤琥珀の瞳‥私の本来の姿‥‥
「Cross selsの頂点に君臨する、私の逆鱗に触れたんですよ貴方は‥
簡単に死ねるとは、思わないで貰いましょうか‥‥」
「ひっっ!?」
腰が抜けて、ただ腕の力だけで後退りする姿は、なんと滑稽だろう‥
こんなのは、いいだけ見て来たが、私は刀谷を許す気など一切無い。
「・・・先ずは・・・」
右手を肩と同じくらいまで上げ、少し集中すれば、私の手の周りに風が大量に集まり、集まった風は全てを切り裂く刃に変貌を遂げる。
私はただ腕を振るい、集まった力を刀谷に向けて放っただけ‥‥
「ぐっっ‥‥あ"あ"あ"!!」
たったそれだけ‥
それだけで風は、鋭い刃となり刀谷の上半身を大きく切り裂いた!
「ふぅ‥
人間とはつまらない‥
これだけで瀕死‥さあ、次を受けたら今度こそ、即死でしょう‥ふふふ‥‥」