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愛おしい貴方・作品SS集
第10章 早乙女邸の裏秘書達1(禁断背徳・契約的束縛)



漸く仕事から開放され、私と宮野は従業員宿舎も兼ねる別棟へ‥
此処はプライバシーがしっかりしていて、1人1人に個室形式のワンルーム系。


そんな別棟を歩いていたら、向こうから本郷さんと主催‥櫻澤さんの姿があった。



「本郷さーん、主‥‥櫻澤さーん、疲れたぁー!」


「お前らもやられたか、俺達もしっかりやられたぞ‥
俺と本郷だからな、そこまで不自由はないが‥‥」


「第2秘書の葉山裕樹って言ったか、なかなか口では勝てん」


「こっちは第1秘書の遠藤伊織でしたか‥
これも大変ですよ本郷さん」


どうやら教育係は、かなりの強者を用意しているらしい‥
主催と本郷さんでも渋い顔をしている。



「・・・
やれやれ秘書ってのが性に合わん、俺だって出来たらこの選択はしたくなかったんだ!」


「無理だよなぁー
俺達全員秘書ってタイプじゃねぇし‥」


「そうだな、かなり窮屈だ‥」


「ええ‥
一日中椅子に座っているタイプではありませんね」


揃って1日目で敗北宣言、とは言え最低でも後10日は此処に居ないと都合が悪い。


どうしたもんでしょうね??




(作)「第1ラウンドは禁断組の勝利?」


(宮)「まだあるだろっ!」


(遠)「私は勝利宣言でも良いのですが‥」


(仁)「まさか‥まだ2人居ますし、巻き返しはこれからです」


(作)「あーあ、予想通りの混戦模様、じゃ2に続きます‥
2じゃ終わらなかったりして・・・」



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