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愛おしい貴方・作品SS集
第2章 神様談義?(契約的)(木之花)
「ただ従わせる‥だけでは済まぬからのう‥
生死込み、簡単に人間の命も奪う、命1つで‥‥」
「・・・
私は私の為にも、人間の命を奪いますから‥
命は絶対‥そうしなければ、組織など成り立たない‥違いますか?」
私の力の為に、人間の命を奪う‥
その事が、Cross sels(クロスシールズ)が人身売買組織に変貌を遂げてしまった理由の1つ‥‥
「苦労しているようだの‥
我の方は、所詮一族内の事‥表には出ぬが‥‥
仁科の方は普通の人間、人とは躊躇い暗躍するもの‥それを束ねるのは至難の技・・」
「その為の私ですがね‥
私の意志とは別に、勝手に暗躍し組織を世界中に広めたのも、やはり組織がやった事‥‥
表立って行動出来れば、中央など簡単に御せるものを・・・」
「気に入らぬ‥
簡単に見て取れる‥‥」
「気に入りませんね‥
本来の存在理由とは、離れてしまっていますので‥‥」
人とは、己に巨大な権力を欲しがるものだと思ったが、この仁科は違うらしい。
神と呼ばれる故か?
それとも、自身の性格故か?