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愛おしい貴方・作品SS集
第13章 ベルリンでの裏事情(契約的・秘書2課)
先ほどから買い物袋を持って、ずっとウロウロしている日本人らしい女性が居るの。
(あっ駄目、そっちは‥‥)
ベルリンだって、観光地だって、危険な場所は存在する‥
今彼女が行こうとしているのも、そんな場所の1つ。
だから・・・声を掛けた・・・心配だったから・・・・
『小鳥遊陽菜と言います』
『私は八神美波』
成人は越えていると思う、でも綺麗というより可愛いという容姿‥
腰まである長い髪に、私より小柄な身長、ワンピース姿で買い物袋を持つ姿は、やっぱり可愛い系。
年齢を聞いたら22才、私より4才も若いんだもの、可愛いくて当たり前かな?
私は多分・・歳を取らないと思うけど・・・
ニュアンス的に誤魔化していたけど、どうやら道に迷っていたと判明‥
この場所で迷うなんて、ちょっと驚き‥勿論陽菜ちゃんには言わない。
「陽菜っ!」
あ、あの人が旦那さんかな?
まさか新婚旅行だったなんて、良いね私には縁が無いものだけど。
「美波・・」
私の方も悠人と合流、向こうは小鳥遊雲母さんって名乗った。
ワイルド系のイケメン男性、少し思い出す事はあるけれど、今此処で何かを言う気は‥無い。