この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
裸身
第4章 目覚めた女
『綾、君は素晴らしいよ。』
『よして…豊さん。』
『何故?恥ずかしいのかい?』
顔を赤らめて、我が身のうち震える快楽に溺れたばかりの綾にとっては、破廉恥なさっきまでの自分にいたたまれなさがあったのだった。
これほどまでに快感を得たことはなかった。
これほどまでに求めたこともなかった。
なのに、藤堂には求め続けていた。
サカリのついた猫のような気がした………
『求め合おう、これからずっと。君と私はもう離れてはいけない。君は私のために、私は君のために生きていくんだよ。』
『豊さん……』
『マンションを出ておいで。君は独りを卒業するんだ。私には君を受け入れる用意が出来ている。ひと月も待たせて悪かったね。』
広い胸に抱きしめられた。
綾は藤堂の唇を求めた。
女として目覚めた綾の夢のような一夜は、まだ始まったばかり--------
再び綾の上に重なった藤堂は、髪の先から順に、丹念に愛撫する。
キスの雨が止むことはない。
潤いの源に行き着いた唇は、舌は、花びらを広げ、蜜を吸う鳥達のように蕾を啄(ついば)んだ。
『ああっ!ンッ…ハァ、ハァ、アゥ…』
躯中が痺れる
物凄い波が押し寄せてくる
思考が止まる
ヌチュリ…ヌチュ…ヌチュ…
『ン…ハァアア…アッ、アッ、アッ、アアアッ!い…いい!いいわぁ…ン、ハァアァ!アゥ、アゥ…』
チュプ… チュプ… チュプ… チュプ…
舌で絡め取る蜜は、後から後から溢れ、シーツを濡らす……
巧みな舌使いに翻弄され、綾は生まれて初めて快感の絶叫をあげた。
ビクビク…
ビクビク…
ビクビク…
エクスタシーに達した綾の躯は跳ねつづける
そして綾の意識は遠退いていく……………
(夢なら醒めないで…)
『よして…豊さん。』
『何故?恥ずかしいのかい?』
顔を赤らめて、我が身のうち震える快楽に溺れたばかりの綾にとっては、破廉恥なさっきまでの自分にいたたまれなさがあったのだった。
これほどまでに快感を得たことはなかった。
これほどまでに求めたこともなかった。
なのに、藤堂には求め続けていた。
サカリのついた猫のような気がした………
『求め合おう、これからずっと。君と私はもう離れてはいけない。君は私のために、私は君のために生きていくんだよ。』
『豊さん……』
『マンションを出ておいで。君は独りを卒業するんだ。私には君を受け入れる用意が出来ている。ひと月も待たせて悪かったね。』
広い胸に抱きしめられた。
綾は藤堂の唇を求めた。
女として目覚めた綾の夢のような一夜は、まだ始まったばかり--------
再び綾の上に重なった藤堂は、髪の先から順に、丹念に愛撫する。
キスの雨が止むことはない。
潤いの源に行き着いた唇は、舌は、花びらを広げ、蜜を吸う鳥達のように蕾を啄(ついば)んだ。
『ああっ!ンッ…ハァ、ハァ、アゥ…』
躯中が痺れる
物凄い波が押し寄せてくる
思考が止まる
ヌチュリ…ヌチュ…ヌチュ…
『ン…ハァアア…アッ、アッ、アッ、アアアッ!い…いい!いいわぁ…ン、ハァアァ!アゥ、アゥ…』
チュプ… チュプ… チュプ… チュプ…
舌で絡め取る蜜は、後から後から溢れ、シーツを濡らす……
巧みな舌使いに翻弄され、綾は生まれて初めて快感の絶叫をあげた。
ビクビク…
ビクビク…
ビクビク…
エクスタシーに達した綾の躯は跳ねつづける
そして綾の意識は遠退いていく……………
(夢なら醒めないで…)