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裸身
第4章 目覚めた女
翌日の昼下がり、けだるい躯はまだ疼く。
つい数時間前まで豊と重ねていた肌は、3ヶ月前の綾とは明らかに変わっていた。
女の悦びを知り、再び愛を知った。
後日、慣れ親しんだマンションを離れ、豊のもとへと移り住んだ綾。
『えぇーっ!辞めちゃうんですかぁ?!』
黄色い甲高い声をあげるこの部下達は、綾を変えてくれた子達。
そのおかげで綾は女の悦びを得たのだったが、それは秘密。
『仕方ないさ、ライバル会社の重役夫人になるんだから、課長だって居たくても居られないのさ……俺達、密かに課長に憧れてたんだけどなあ……』
かくして、綾は寿退社となった。
『綾?何を考えているんだい?』
『んー、秘密よ(笑)』
『(笑)そうか、秘密か(笑)』
抱き寄せる豊の前にしゃがみ、悦びの源に頬擦りをする。
豊を堪能する日々……
綾をさらける日々……
ベッドの海に溺れ、豊の波にさらわれ、二人は嵐の大海に飲み込まれていく--------
白く透き通るような綾の肌は紅く染まる。
めくるめく快感、沸き上がる快楽、押し寄せるエクスタシー。
何度も何度も繰り返される悦楽の波に泳ぐ躯……
愛する人と重なる悦びを、愛する人と共に歩む幸せを、綾は手にした。
しっとりとした、穏やかな交わりの日々。
アクロバットのような過激なことは一切なく、嬌声が響く、甘く、ねっとりとした交わり……
BGMを流し、葉巻の香りが薄く残る部屋は薄暗く、二人だけの世界を作り上げる。
綾の躯は豊を求め、妖艶に、時には淫靡にうごめく。
『さあ、綾。君の悩ましい素肌を晒しておくれ。存分に思いのままに大胆に、今夜も私を虜にしてごらん。』
愛に、悦楽に、貪り合う悦びに目覚めた女、綾は今夜も妖艶に、淫らに泳ぎ、鳴いてしまうのだった………………《完》
つい数時間前まで豊と重ねていた肌は、3ヶ月前の綾とは明らかに変わっていた。
女の悦びを知り、再び愛を知った。
後日、慣れ親しんだマンションを離れ、豊のもとへと移り住んだ綾。
『えぇーっ!辞めちゃうんですかぁ?!』
黄色い甲高い声をあげるこの部下達は、綾を変えてくれた子達。
そのおかげで綾は女の悦びを得たのだったが、それは秘密。
『仕方ないさ、ライバル会社の重役夫人になるんだから、課長だって居たくても居られないのさ……俺達、密かに課長に憧れてたんだけどなあ……』
かくして、綾は寿退社となった。
『綾?何を考えているんだい?』
『んー、秘密よ(笑)』
『(笑)そうか、秘密か(笑)』
抱き寄せる豊の前にしゃがみ、悦びの源に頬擦りをする。
豊を堪能する日々……
綾をさらける日々……
ベッドの海に溺れ、豊の波にさらわれ、二人は嵐の大海に飲み込まれていく--------
白く透き通るような綾の肌は紅く染まる。
めくるめく快感、沸き上がる快楽、押し寄せるエクスタシー。
何度も何度も繰り返される悦楽の波に泳ぐ躯……
愛する人と重なる悦びを、愛する人と共に歩む幸せを、綾は手にした。
しっとりとした、穏やかな交わりの日々。
アクロバットのような過激なことは一切なく、嬌声が響く、甘く、ねっとりとした交わり……
BGMを流し、葉巻の香りが薄く残る部屋は薄暗く、二人だけの世界を作り上げる。
綾の躯は豊を求め、妖艶に、時には淫靡にうごめく。
『さあ、綾。君の悩ましい素肌を晒しておくれ。存分に思いのままに大胆に、今夜も私を虜にしてごらん。』
愛に、悦楽に、貪り合う悦びに目覚めた女、綾は今夜も妖艶に、淫らに泳ぎ、鳴いてしまうのだった………………《完》