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裸身
第2章 されるままの女
庭の剪定作業に来ているのか、異空間のエロスに会いに来ているのか、もう頭の中は、混乱状態にあった。

結局、庭の剪定作業が終了するまで、俺はあのエロスに浸かりきっていた。


数ヶ月経っても、昨日のことのように鮮明に思い出す光景は、日に日に俺の中で膨らんでいった。


絵のモデルの婦人は とても清楚で、洋装で少し濃いめのメイクは目元、唇から放たれるエロスに、描く手が止まるほどだった。

かと思えば、主以外の男を挑発を命じられた婦人の目はギラギラと、品定めをするかのように、男のぺニスにほお擦りをし、ベロリと舐める仕草はまるで売春婦。
我が身を駆使し、男を誘うその姿もまた、快楽に飢えた女を感じさせた。


主は、この行為を命じた翌日には、必ず激しい罰を与えた。

庭師にとっては、とても迷惑極まりないのであるが……。

縛り付ける、吊すなど、専用の大木を使い、この時ばかりは全裸の夫人を吊り上げ、激しい鞭打ちをするのである。

当然、失神しそうな激痛に悲鳴をあげる。鞭打ち音に、こちら側が痛くなる錯覚すら覚え、見るにも聞くにも堪えない。

失神すると、バケツの水をたたき付けるように浴びせ、気を戻すと次は、逝き地獄が待っている。

一点集中、クリトリス電マ責め。泣き叫び、発狂寸前まで、それは行われる。


その後は、おそらく夫婦の営みで、愛情を確かめ合っているのだろう。
夫人の甘い喘ぎ声と、低く唸るような主の逝き声が、襖の向こうから聞こえてくるのであった。《完》



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