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暁の星と月
第8章 月光小夜曲
「…そうされるのが望みなら…」
風間は暁の可憐な耳朶に吹き込む。
…俺は暁がされたいことを全てしてあげるよ…
暁が愛おしいからね…
…優しい言葉…
行為とは裏腹な、優しくて労わるような言葉…
「…忍さ…ん…」

それが合図かのように、風間は荒々しく猛々しく、暁を犯し始める。
風間の牡は長大だ。
暁の狭い淫肉を押し広げ、襞という襞を抉り、執拗な抽送を繰り返す。
先ほど、悦楽を極めたばかりの暁には身体が壊れそうな律動であった。
風間が中に放った淫液が淫らな音を立てて、溢れ出す。
「…ああ…っ…も…むり…おかしく…なる…」
「まだだよ…もっともっと…暁を犯してあげる…。…君は凌辱されるのが好きなんだよね…男に犯され、嬲られて、初めて最上の快楽を得られるんだ…」
…だから…
風間は暁の唇を背後から奪いながら、その唇に吹き込む。
…俺たちは君の下僕なんだ…
一見、君を支配しているようで、実は…
男たちを支配しているのは、君なんだ…
君の望むままに俺たちは、君に奉仕する…。
…なぜなら、君という毒の花の蜜を一度でも吸ったら最早逃げられないからだ…。

自分の言葉に興奮したのか、男の往復運動が一層激しくなる。
二人の結合部分は、風間の淫液で白く泡立ち、暁の白い太腿を淫らに濡らす。
「…んんっ……ああ…はあ…っ…も…くるし…い…おねが…い…いかせ…て…」
暁は自身の吐息で白く曇った窓硝子に縋りつきながら懇願する。
夜の闇を映し出す硝子はそのまま、暁の淫らな美しい獣のような姿をも映し出していた。
それを目の当たりにした暁は身震いし、瞼を閉じる。
「…忍さ…ん…達かせ…て…」
風間を振り返る暁の白い頬に水晶のような涙が流れ落ちる。
風間は暁を掻き抱くと、囁いた。
「好きなだけ、達け…」
…君が良すぎて俺も、もう保たない…
暁の鼓膜に低く色めいた呻き声を残しながら、男は最後の律動を力強く繰り返し、細い腰を掴みながら、その淫肉の最奧に己れの精を勢いよく浴びせかけた。
風間の艶っぽい呻き声を聞きながら、暁は肉筒が熱い牡液にしとどに濡らされ、犯され尽くしたのを感じた。
「…ああ…熱…い…!…」
細かく痙攣を繰り返し、花茎は涙のような花蜜を滴らせた。
頭の中が真っ白になるような快楽を極め、暁は崩れ落ちる。
風間は寸前で暁を掬い上げ、それからは愛に満ちたくちづけだけを繰り返したのだった。


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