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契約的束縛・誘惑なる秘密
第8章 2人の盟主国外へ‥‥
「そのまさかで生きていたんですよ‥
しかも見た目は私の知っている40代前後のまま、原因は‥‥私が実験として渡した血、表向きは全て失敗となっていましたが、裏で別の実験に使っていたよう」
当時の私は何度かヨーゼフ・メンゲレに接触している、『実験で普通の人間の女性でも子が成せないか?』この実験の為に、血と体液を提供‥
1人だった私の気紛れ、どうにかして同族を復活出来ないかという意味も込められていた。
「私が意図していた事とは全く別の方向、‥‥肉体の若さと強化‥‥これに着目したようで、ヨーゼフ・メンゲレ自身は老いの無い若さを選んだようです」
「‥‥人体実験‥‥」
「でしょう、若さと肉体強化に特化それもどちらか1つらしいですが‥
その中で気になる会話があったんです」
「気になる‥‥ですか?」
さてルークにどう説明しましょう‥
私ですらまだ整理が付いていないというのに、上手く説明出来るかどうか。
「1つは、この実験を中国に持ち込んだ事、ツインドラゴン‥‥そのトップであるカイザーと呼ばれる者に肉体強化を施した‥
次に実験材料が少ないのか、もう一度私を狙っているようです、しかも行動監視されていたらしく美波の事も把握済み、私を捕らえるならば美波を使えば良いと考えているようです」