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契約的束縛・誘惑なる秘密
第9章 香港ーまさかの出逢い
調教という責務は知っていたが、私がドイツを飛び出して本格的にCross selsの調教師として動いたのは、此処香港が初めてであり、日本への足掛かりにしたのもまた香港。
そんな理由なので、イェンフゥイには私の正体を教えた‥
向こうは‥‥まあかなり驚いていましたが、無条件に協力はする階級持ちの責務のせいで。
「そして今回調べたいツインドラゴンですが、トップはカイザーと呼ばれている事以外正体は不明です‥
そのカイザーの下に幹部が数名居り、これが組織を動かしているという話、此処まではルークが調べて来ました」
「??
カイザーってドイツ語‥‥」
「皇帝、ドイツ語です‥
だからこそ繋がりがあると思われませんか?
ヨーゼフ・メンゲレが言った、ツインドラゴンへの人体実験」
「あっ!!」
美波も私の意図に気付いたよう、カイザーを探せば私の血を使った人体実験に辿り着くと‥
簡単には探し出せないでしょうが、ツインドラゴンの内部事情を知れば答に辿り着く‥‥私はそう思っています。
「‥‥‥そうですか‥‥‥
では地下クラブの方へ寄らせて貰います‥‥ええ噂のサザンクロスと一緒に‥‥‥」
手持ちのスマホで本部と中央の支部に連絡を取れば、今日イェンフゥイの方は不在‥
という事でライランの方へ行って見る事にして見た。