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第9章 香港ｰまさかの出逢い

イェンフゥイはともかく、ライランの現在地は九龍エリア‥
どうやら揉め事があったらしく、香港島の中央支部に居なかった。


そこで美波も気にしていたようでしたので、一緒に九龍にある地下クラブへ赴く事に‥
これが切っ掛け‥‥この後を左右する運命の‥‥自分とパートナーの未来予測は出来ない、それがあんな大事になろうとは‥‥


∞∞∞∞∞



「うわ‥‥
テレビとかで見た通り！
看板低いですね」


「立つと当たりますよ？
それから帽子を深く被って下さい、私よりも目立ちますからね」


「分かってます‥‥
銀髪なんて中々居ないもの、コンラートより目立ち過ぎ」


「私も目立つ方だとは思いますけど‥
更に金銀揃うと余計に目立ちますねこれは‥‥」


普通の交通機関として、香港名物の２階建てバスを選択、多少は楽しまなければ美波も気が晴れないでしょう‥
ただでさえ本郷さんと宮野を置いての香港、気晴らしくらいさせてあげたい私の思い。



「色とりどりで、気になる場所が沢山あって、九龍エリアって面白そう‥
後で観光しちゃダメかな？」


「時間的に余裕が出来ましたら良いですよ、その代わり危ない場所には近付かないで下さい」


「・・今向かっている場所が一番危ないような気がする・・」


「まあ確かにそうですね」