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第9章 香港ｰまさかの出逢い

「‥‥‥‥‥
おいおい１人に大勢かよ、そりゃ無いんじゃねぇのか？」


・・・・・えっ！？

今の・・・声・・・


２階に居る人が立ち上がり、もう１人を連れて下へと降りて来た‥
可もなく不可もないラフな格好の男２人組、でも‥‥でもっ！



「てめぇロンチャンにウードゥ！」


「お前らまたパシりか？
懲りねぇなあ、探し回って連れて行ってもはした金だろうに、よくよくニ首龍使われてんな」


「関係ねぇだろウードゥ！
やらなきゃ俺達が殺られるんだ、中途半端なお前らと一緒にするな！！」


「んなもん知らねえよ、テメエらが勝手にニ首龍に付いただけだろうが、それに多勢に無勢ってのも気に食わねぇ」


「‥‥‥‥‥‥‥」


話はすっかり私を抜かし、私を襲おうとした男達と、ウードゥにロンチャンと呼ばれた２人に進んでしまってる。


一瞬だけ本人かと思った‥‥


でも本人より凄く口が悪い‥‥


そして仕草や態度が違う‥‥


知らない人なのに‥‥どうして似ているの‥‥櫻澤さんにっ！！



「俺達はその女を臓器に回す為に連れて行くそれだけだ」


「・・だとよ、どうするロンチャン？」


「ウードゥお前助けたいんだろ？」


「まぁな、サシ勝負だったら何も言わねえが、こりゃやり過ぎだろうさ‥
となりゃ、さっさと片付けるか」