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契約的束縛・誘惑なる秘密
第9章 香港ーまさかの出逢い
「・・・・・・・」
ジリジリと範囲を狭めて私に迫って来る男達、一番近いのは‥‥誰?
その人から順に返り討ちにしてあげる‥‥‥殺さない程度に手加減して‥‥‥
「俺らを怖がって声も出せないようだぜ?」
「ヤる時は鳴いて貰わねえと面白く無いだろ?」
「鳴かせる自信があるのかよお前」
「っんだとゴラァ!!」
「・・・・・・・」
その瞳は獲物を弄びたい瞳‥‥
私は知っている、日本で同じ瞳を見た‥
何人も何度も犯され続けたあの組事務所地下、その時の男達が今と同じ瞳をしていた‥‥欲望に飢えた野獣の瞳‥‥
「ほら来いよ、素直にヤらせれば可愛がってやるぜ?」
「‥‥‥っっ!!」
一番近い男の手が、私に後10センチ?
そこまで近付いた時!!
" ヒュンッッ!!"
何処からとなく風を切る音、そして‥‥
「‥‥!?
いてぇーー!!」
「‥‥‥!?」
今の‥‥‥何、それに‥‥誰??
ヒュンッッ!ヒュンッッ!と風を切る音の犯人は石‥
そして目の前の男達の更に後ろ、建物の2階部分から石を投げている人が居る!