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契約的束縛・誘惑なる秘密
第11章 香港ー裏社会という場所
「ヤバいって何かだよ?
ニ首龍?Cross sels??
元々ヤバいじゃねえか」
奥の部屋の壊れかけの椅子に座れば、オッチャンは渋い顔しやがるし、話なのか椅子なのか説明すれや。
「今まではヤバくても均衡状態だった‥
だがな香港Cross selsの事実上のトップであるリュー・イェンフゥイが消えた、Cross selsはニ首龍の仕業だと思っとる」
「そりゃ、あのニ首龍のアジト強襲の事か?
あれがCross selsの仕業」
「それが分からん、襲われた連中は茶髪で背が高く細い男と言っているが、Cross sels内に該当する奴は居ないらしい‥
じゃ誰の仕業だって話になるが、痕跡1つ残す事が無いようだ」
話を纏めりゃ‥‥
Cross selsのリュー・イェンフゥイが消え、それがニ首龍がやったと思われているようだが、アジトを襲っている奴はCross selsじゃ無い?
なんか矛盾してねえかそれは、散々襲っているっていうのに誰が分からずなんて事があるのかよ??
「だがなオッチャン、ニ首龍がリュー・イェンフゥイを捕まえて、何の特がある?
均衡が崩れるだけで、良い事なんざ1つもねえだろ?」
「ピリピリするだけだな、こっちも迷惑だ‥‥
ただ1つ噂のようなものが、あるにはある」