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契約的束縛・誘惑なる秘密
第3章 男達との再会ー本郷ー
そして包んである紙を開いて出て来たのは‥‥
「・・・ピアス・・・」
中にあったのはピアス、それも逆十字のピアス、それは本部を意味する印‥
これが必要だと仁科は言いたいのか?
「階級ピアス、それも逆十字でその組合せは‥‥近衛階級‥‥
本部からの押印とピアス、本当に正式な物ね、何時本部側になったのかしら本郷?」
「・・・・・
日本に居た時、本部の人間と会った事がある‥
それに‥‥約束だしな‥‥」
手紙に入っていた全てをジルドの机に置き、航空券からドイツ行きなのは見ただけで分かる筈‥
ジルドは何と言うのか??
「細かい説明は書いていないけど、ドイツに本部に来るようにってのは分かったわ‥
中央は本部のやる事に口を挟めない、そして約束というところを見ると知っていたのねこうなると‥」
「ああ、ドイツってのは意外だったが、何か理由があるんだろう‥
行くさドイツに‥‥」
「折角の人材を本部に取られるなんて勿体ないけど、仕方ないのよね本郷は納得しているようだし」
「世話になったのにすまない‥
だが、俺の中ではあの約束が一番なんだ、そして仲間もドイツに集まるのに、俺1人が行かない訳にはいかない」
「そう‥‥
残念だけど‥‥」
「今までありがとうございましたジルド」
漸く来た仁科からの連絡、ドイツでも良い全員集まる事が出来るのだったら‥
表の方はジルドが何とかしてくれると約束してくれて、俺は晴れてドイツへと旅立つ事になった・・・・・