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契約的束縛・誘惑なる秘密
第12章 香港ー記憶の彼方
「仲間か‥‥‥そんな仲間が居れば、俺みたいのでも少しは中身が詰まるんだろうよ、ロンレンに言われた通り何処にも属する事が出来ねえ半端者の俺じゃな」
「あのロンレンという人、一撃だけでウードゥさんを吹き飛ばした‥‥‥」
「バカ力は知っていたんだがなぁ‥
ああも簡単にやられるとは‥‥ちくしょう‥‥」
俺の方がいたたまれ無く、少し話を変えて見たが、意外にもサザンクロスの方が食い付いて来た‥‥というよりロンレンの奴はどうなったんだ??
「ロンレンって人だけなの?
凄い腕力で、身のこなしも訓練されてたと思う」
「いや、二首龍の幹部と管理者全員がバカ力の持ち主‥‥ってのは聞いた、何か関係あるのか?」
「‥‥腕力の持ち主‥‥
という事は全員某らの人体実験に‥‥」
今までの悲しそうな顔から、少し目を細めた真面目な顔に変わったサザンクロス、それにしても人体実験とは何だおいっ!?
「どういう事だ?
人体実験なんざ時代遅れじゃねえのかよ」
「‥‥中国で人体実験が行われた、それもツインドラゴンのトップであるカイザーへ‥‥
今のカイザーは2代目とは聞いたけれど、持っている腕力は前と同じらしい‥‥私達は調べに来たの、カイザーという人物を、それが必要だったから」
本当の目的は二首龍!?
Cross selsという組織も分からねえ組織だ。