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契約的束縛・誘惑なる秘密
第4章 男達との再会ー宮野ー
だからこうして睡眠時間を削ってまで夜中はネットを弄り捲り、昼間は大学の講義に出て夜はメインの調教師‥
これが今の俺の生活、少しでも役に立つ為にギリギリまで知識を吸収してやる!
(・・・と言って1年超えたんだよなぁ・・・)
最低でも1年以上は掛かると仁科は言った、そして全員を集めるとも‥
俺は仁科を信じてる、偉いとか盟主だとかなんて関係無い、仁科が言ったから信じてるんだ。
仁科は俺達を裏切る事は絶対に無い‥
本郷さんが、美波が集まらない事なんて絶対無い、その一念だけでこの1年を過ごして来た俺なりに。
「んーーー!
今日も書き写したのを持ち帰りってか、そろそろ最高学部だし理解すんのが大変なんだよ」
ボイスレコーダーに講義内容を記録し、ノートもしっかり取り、アパートに戻ってから俺なりのやり方で覚える‥
声や文章より、ネットやゲームの方が俺に合ってるから。
「要ー!
遊びに行かないか?」
「わりぃ、俺これからバイト」
一緒に講義を受けてる連中が、時々こうやって遊びに誘って来るんだけど、俺から見ればバカじゃね?
そんな程度しか思えない、経験値の差ってやつ。
コイツら苦労って知らないだろ?
辛いって知らないだろ?
亡くす苦しみって知らないだろ?
ただ大学に入ってのうのうと生活している連中に、俺の心の中なんて絶対に分からない‥
だから俺はさりげなく交わす、相手にもしたくない。