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契約的束縛・誘惑なる秘密
第14章 香港ーすれ違う心
「女性にすれば食べる方だよな?」
「食べないと体力が保たないから‥‥
調教って受ける側もそうだけど、調教する側だって体力は必要で、3食しっかり食べて軽くストレッチ、これで何とか保たせているんです」
ドイツに‥‥居城に居た時のような、ルークと実戦込みの運動は出来ないので、マンションの中で体力維持の為のストレッチは必須。
幾ら腕力が強い、普通と違う力があると言っても、基本的体力は普通以上にはあるんだろうけど、動かさないと鈍るのよ‥
だから毎日の運動は欠かさない、本郷さんが毎日走っていたのが漸く分かった気分。
「見た目以上にハードだ、Cross selsに女性調教師が少ないのも頷ける、魅せる調教師は普通のSMより体力を使う為、大変だなこれは」
「SMも女王様系だったら、もう少し楽なんでしょうね‥
私はこれしか知らない、そして他を覚える気も無いんです」
「Cross selsに入って長いんじゃ無いのか??」
「‥‥2年‥‥経ったのかな?
それまでは一般人ですよ店主さん」
「意外だ、もっと若い内から居ると思ってた、それにしても2年で有名な調教師、それもピアス付き、内々では目覚ましい活躍と聞いていたが、意外に違うようにも見える‥‥
普通なんだよ、とてもCross selsに与しているとは思えないぐらいに‥‥後店主さんってのは照れる、俺の名はヂャン・ミングイ、"情報屋のミングイ"と回りは呼ぶ」