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契約的束縛・誘惑なる秘密
第14章 香港ーすれ違う心
「夕方近いし、あの屋台の確率の方が高いよね?」
そう思い何時もの変装をして、九龍の隅にあるあの屋台へ行って見る事にした。
「‥‥こんにちは‥‥」
「お?
ウードゥなら来て無いぞ??
ウードゥもだが、ロンチャンもレンも来とらん、考えて見れば珍しいな」
「‥‥そうなんですか‥‥」
やっぱり頬の腫れが酷いとか?
気になるよ、私のせいだから。
「食べて行くだろ?
この時間はさして人も来ないから気楽に食っていけ」
「あ、はい‥
そうさせて貰います」
とか店主さんは言うけれど、私が案内されたのは店の奥、この方が本当に誰も来ないからと、店主さんは豪快に笑ってる。
私がCross selsのピアス付きだと知っていて、全然態度が変わらない店主さん‥
これって凄く珍しいんだよ?
だってクラブの中でも、ピアス付きの私と仁科さんに対しては、他の調教師達は引き気味、そうだよねタイランさんより階級が上なんだから。
「・・・ほい!
女性だから軽く食べれる物にしてみた、どうだ?」
「美味しそう!
遠慮無く食べさせて貰います」
海鮮系のお粥に点心数種類、それに刀削麺だったかな?あの鉄板みたいので麺を削って作るやつ‥
そしてどれも美味しいの!