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契約的束縛・誘惑なる秘密
第15章 香港ー日本への伝(つて)
「先に調教師補充までの1週間は、真面目に香港で調教師をしなければいけませんが、それも落ち着いた頃に日本に行けるでしょう、イェンフゥイには既に了解済みで、日本の支部と連絡を取り合っています」
「大使館の日本支部はそのまま‥‥
ですが仁科様、支部だけでは何も動きません、元々がバックアップに特化しているので、表立っての行動な苦手」
「‥‥まあ‥‥
それも含めて日本に行こうかと‥‥
本郷さんであれば、多少は日本の連絡口として使っていた暴力団に伝はあるかと思いまして」
表向きは主催と本郷さんの分担だった‥
ですから本郷さんは、私達では分からない伝があってもおかしくは無い、そう踏んだんですが‥‥当たりますかね?
「俺か?
仁科や宮野よりは幾ばくかは分かるだろうが、今は離れているのも居るんだよな??」
「それは自分から‥‥
東条海里と山口県の拠点爆破で、一度は日本のCross selsは壊滅、日本の暴力団も利が無ければ動かない‥
半年立たずに中央が新しいクラブを立てたが、暴力団の方が日より見で、あまり上手くいっていないらしいと報告は来ている」
「あれだけ目立ては離れるよなぁ‥‥」
「被害は被りたく無い、そんなところだろうよ、暴力団ってのは絶えず警察に見張られているからな‥
しかし‥‥その中で使える組か‥‥
逃げた時に中継で使った組、あの連中だったら声を掛ければ何とかなるかも知れん」