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契約的束縛・誘惑なる秘密
第16章 香港ー前途多難
ルークが連れて来たヂャン・ミングイという男、美波と宮野は会っているが、俺と仁科は初顔合わせ‥
しかもショーの後で、ミングイの方も渋い顔‥‥多分に美波の調教のせいなんだろうな。
「来て頂いてありがとうございますミングイさん」
「あ、ああ‥‥
それで俺は誰と話を付ければ良いんだ?
それ以前に変わり過ぎだろサザンクロス、あんな調教内容だとは思わなかった」
「‥‥はあ、ミングイさんにまで‥‥」
美波は宮野を撫でながら、ガックリと項垂れ、俺と仁科とルークは仕方が無いと呆れ顔‥
普段の美波を知っていて、あれを見れば誰でも同じ事は思うとは‥‥言えんな。
「話は私が‥‥
磐田嗣とトラブルがあったのは私です、私が磐田と話をすれば良いんでしょう‥
お互いに聴きたくないとは思いますが」
「そうは言うがコンラート、元々磐田‥‥いや、上杉組がこっちに手を出したんだ、俺は聴くそう思っている」
「あんたが暴れた張本人?
俺はてっきり後ろの大男だと思ったぞ」
「俺じゃ無い」
「「「「‥‥‥‥‥」」」」
大概はそう思われるよな、見た目優男の仁科が暴れるとは思わん、とは言えとんだ濡れ衣だ。
「本郷さんは居ましたが、直接的には関与していません、それに宮野も‥
この中で本当に関わったのは、私とサザンクロスだけ、それで納得して貰えませんか?」