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契約的束縛・誘惑なる秘密
第16章 香港ー前途多難
「だからイェンフゥイは二首龍を調べていた、『カイザーがCross sels盟主を狙っている』密かに噂されている話だが、何処に居るかすら分からん盟主を、カイザーがどうやって狙うんだか‥
俺は二首龍の方の情報を扱うが、カイザーとその側近だけは分からん、話1つすら無い‥‥‥Cross selsも変わらないようだが?」
「あれですか?
盟主は象徴であって実在はしない、Cross sels内では良く聞く話の1つ‥
実在したとして場所は?姿形は?そもそも男性なのか女性なのか、内々でも分からないのが盟主という存在なんです」
「「「「‥‥‥‥‥」」」」
なんですか?揃って私の方を見て‥
致し方無いでしょう、一般論以上の事は言えず、多少の嘘や隠し事くらいしますよ私でも。
「いや見返りの情報としては十分以上だ、此処まで深く聞けた事はなかったんだ、良い話を聞かせて貰ったなこれは」
「‥‥誰が誰と繋がりがある、そんな話は私でも分かりかねます‥‥
私達が与するのは中央であり、本部は雲の上の存在なんですよ‥‥何時でも‥‥」
「調教師だったら全員中央側、なるほど本部の情報が少ない理由も此処にあり‥
これで良い、存在理由が分かっただけ儲けもんってところ、さて本命の繋ぎだな」