この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛・誘惑なる秘密
第16章 香港ー前途多難
「調教師も調教から離れれば普通なんだ、そして1日中調教師をしている訳でも無い、気を抜くところは抜かないと加虐である調教師なんてやっていられん」
「本郷さぁーーーん!」
「宮野やサザンクロスは差があり過ぎるがな」
「それってフォローになってねぇ‥‥」
上げて下げるじゃ俺って良いところ無し、本郷さんソコんところ分かってる?
って、本郷さんだからなー絶対無自覚じゃね?
「面白いな、もっと怖い集団だと思ってたんだが、あんた達は違うようだ‥
調教を離れれば普通、確かにその通りだな」
ルークが紅茶を置いて、漸くミングイって人も肩の荷を下ろしたって顔をしてるし、良いんじゃねこういうのもさ。
「1日中加虐に走っていたら犯罪者だ」
「俺それ嫌だって‥‥」
「自分はサポート主力で調教は稀」
「でもさーコンラートは変わらなくね?
普段も調教も穏やか口調のままだし」
「あれは性格だろ?
逆に怒らせると怖いからな、あれで丁度良いんじゃないか??」
「‥‥怒っても基本的には口調そのまま、口悪いあの方というのは、一度も見た事が無い」
あちゃールークにまで言われてるじゃん、本当に仁科って口調変わらないよな‥
あ、でもさ一度だけ命令口調ってのが無かった?
あれはあれで驚いたんだけどな俺。