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契約的束縛・誘惑なる秘密
第16章 香港ー前途多難
今度はピストンに指を上下に振って動きを再現、確かに宮野さんが言う通り、上下に揺れる事で見栄えが良くなるみたい。
私達は調教師だけど、お客様に魅せる調教師、どうお客様を惹き付けるか、性的興奮をさせるか、それも考えなくちゃいけないの‥
宮野さんはこうして魅せる事を考える、休みの少しの空き時間でも。
「凄いよね宮野さんは、こうして考えて何でも作っちゃう」
「俺って機械弄りしか得意なもん無いんだし、ラスベガスで機械工学も勉強した‥
戦闘力がダメなら、とことん俺の得意な事をやろうって腹括ったんだよなあ」
「これは宮野さんにしか出来ないよ、でもそれが宮野さんでしょう?
力が強いから、戦闘力があるからが全てじゃ無いと思う、宮野さんのようなバッグがあるから私達は頑張れるんだよ」
「美波はそう言ってくれるから好きーー!!」
「きゃっ!」
あら、すっかり宮野わんちゃんになっちゃった‥
甘えん坊な宮野さんは、気を許している証拠、だから余程の事が無い限り、私も宮野さんのこの抱き付き癖を止める事はしない。
「美波ぃー撫で撫で」
「くすっ‥‥
はいはい‥‥」
フワフワな金茶の髪を撫で撫で、これが宮野さんのお気に入り‥
そんな私も、この触り心地が良い髪を撫でているのは好きなのよね。