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契約的束縛・誘惑なる秘密
第16章 香港ー前途多難
「んーー
美波の匂い‥‥ついでにフカフカオッパイ、久し振りだあ‥‥
やっぱりさ、美波とこうしているのが一番好き、美波に触れているのが一番好き」
前にどうして"美波、美波"って言うのか聞いた事があったけど、今は理由が分かっているから、私はすがり付く宮野さんの髪を優しく撫でる。
辛い事が多かった宮野さんの気持ちが少しでも和らぐように、私が宮野さんのこの行動を拒否出来ないのは、この気持ちが大きいのかも知れない。
「‥‥ねえ美波‥‥」
「何?宮野さん??」
「‥‥2人っきりなんだから‥‥良いよね?」
「えっ?
‥‥‥うん良いよ、私も宮野さんのぬくもりに触れたいから‥‥‥」
分かっているよ宮野さんの気持ち‥
うんん、本郷さんの気持ちも、仁科さんの気持ちも痛いほど分かってる。
みんなは私が好きで、私はみんなが好き、この気持ちはずっと変わらない‥
私の中では絶対なの、私を愛してくれる優しい男達の存在は、もう二度と無くしてはいけない宝物。
「‥‥美波‥‥」
「あ‥‥んっ‥‥」
起き上がった宮野さんが私にキスして来る‥
少しだけ恐る恐る、でも唇を触れ合わせ啄むのが宮野さんらしい、一度言ってから宮野さんは優しいキスをするようになったんだよ。