この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛・誘惑なる秘密
第18章 日本ー山口で語る美波の過去
そんな訳で、次の日は車を借りて観光に行く事になった、でも良いの?こんなお気楽な雰囲気で??
また仁科さんと宮野さんが買い出しに行っている間に、私と本郷さんは事務所に居る組員に、良い観光名所が無いかを聞き込み。
「それっしたら萩が良いっす!」
「萩市な、確かに世界遺産もあり観光には適した場所だ」
「??
‥‥‥あ!ドラマの舞台!!」
「そうです、城下町がそのまま残っていますんで、江戸時代を漫喫出来るっすよ」
随分前に見たドラマが、此処山口県が舞台だったの、チラ見程度だけど覚えていて良かった‥‥
戻って来た仁科さん達とも話し合い、萩市に日帰り旅行、これで落ち着いた。
∞∞∞∞∞
「マジ江戸時代って感じじゃん!」
「当時そのままらしいぞ?
という事は、軽く100年200年は経過しているのか、確かに見応えはある」
「意外に昔の日本の風景は少ないですし、良い観光ですね」
「‥‥‥‥‥‥‥」
私や本郷さん、それに宮野さんが城下町散策で騒ぐ中、仁科さんだけは考え深げに石作りの建物をじっくりと観察中‥
仁科さんから見れば、全く知らない昔の日本だよね。
「‥‥仁科さん?」
「‥‥‥‥‥
あ‥‥どうしましたか美波?」
「熱心に見ているから」