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契約的束縛・誘惑なる秘密
第4章 男達との再会ー宮野ー
「呼んだ理由なんだが宮野‥
1つ腑に落ちない事がある」
「???
俺‥‥何かしたっすか??」
調教じゃ無いんだったら、全くと言って良いほど身に覚えが無い‥
だって日本から偽造パスポートでラスベガスに来たのは初めから知られているし、上位幹部の気紛れ移動って話も通っている。
それ以外で俺は何がある?
逆に俺が聞きたいくらいだし??
「・・・・・
本部からお前宛に直接手紙が来た‥
そう簡単に本部が無階級に連絡など取る事は無い筈なのに、どうして手紙なんて来る??」
差し出された手紙には、上下十字の押印で封をされている正式な物‥
俺が知っている中で、こんな事を出来るのは‥‥2人‥‥
仁科とルーク・ガルシア、だけどルーク・ガルシアは中央にも介入していて、表向きは本部賢人という事は隠しているって聞いた、という事は‥‥‥
「その手紙、中を見ても良いんですか?」
「宮野お前宛だ、お前が見なければ話にならない」
「・・・・・」
差し出された手紙を掴み押印の封を切る‥
中身は‥‥航空チケットとメッセージカード、それに紙に包まれた小さく硬い物が1つ、それだけが入ってた。
「なんで‥‥あっ‥‥」
メッセージカードに簡単に掛かれてあった日本語、それで大概の事は読めた‥
俺だって頑張ったんだ、日本に居た頃ほどバカじゃないんだよ。